さて、今回は初期ロンドンパンクの名盤、名曲を紹介していきたいと思います!
この記事では、セックス・ピストルズ、ザ・ダムド、ザ・スペシャルズのアルバムを紹介した内容となっています。
初期ロンドンパンクの名盤を紹介
前回、初期ロンドンパンクのバンドであるザ・クラッシュ、ザ・ジャムを紹介しましたが、今回はその他の名盤を紹介していきたいと思います。
•ザ・クラッシュ、ザ・ジャムの記事はコチラです。
パンクの代名詞 セックス・ピストルズ(Sex Pistols)の名盤アルバム、名曲を紹介
パンクロックの代名詞ともいえるセックス・ピストルズ(Sex Pistols)の名盤アルバムを紹介します!
「勝手にしやがれ!!」(Never Mind The Bollocks) 1977年
勝手にしやがれ!!(Never Mind The Bollocks)は、セックス・ピストルズが1977年に発表したアルバムです。
パンクといえばまず最初に名前が挙がるであろうセックス・ピストルズ。その唯一のスタジオアルバムです。
セックス・ピストルズは以下のメンバーで成り立っています。
•ジョニー・ロットン(ボーカル)
•スティーヴ・ジョーンズ(ギター)
•グレン・マトロック(ベース) 1975年から1977年まで。それ以降はシド・ヴィシャスに交代。
•ポール・クック(ドラムス)
個人的にそれほど思い入れのあるアルバムではないのですが、歴史的名盤であるということは間違いありません。
「さらばベルリンの陽」(Holidays In The Sun)、「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」(God Save The Queen)、「アナーキー・イン・ザ・UK」(Anarchy In The U.K.)、「拝啓EMI殿」(E.M.I)など名曲が揃っています。
「さらばベルリンの陽」の映像です。
セックス・ピストルズは1978年のアメリカツアー中にジョニー・ロットンが脱退して実質終焉し、短い活動期間となりました。
ロンドンパンクの雄 ザ・ダムド(The Damned)の名盤アルバム、名曲を紹介
セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュと並ぶロンドンパンクの雄、ザ・ダムド(The Damned)の名盤を紹介します。
「地獄に堕ちた野郎ども」(Damned Damned Damned) 1977年
セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュと並び、初期ロンドンパンクの代表的存在として語られるザ・ダムドのファーストアルバムです。
「地獄に堕ちた野郎ども」発表時のメンバーは以下のようになっています。
•デイヴ・ヴァニアン(ボーカル)
•ブライアン・ジェイムス(ギター)
•キャプテン・センシブル(ベース)
•ラット・スケイビーズ(ドラムス)
「地獄に堕ちた野郎ども」はスピード感溢れる曲が多数収録されていて、「これぞパンク」という演奏を聴かせてくれる名盤です。
「ニート・ニート・ニート」(Neat Neat Neat)、「ニュー・ローズ」(New Rose)、「フィッシュ」(Fish)などは特に名曲だと思います。
「ニュー・ローズ」のミュージックビデオです。
「マシンガン・エチケット」(Machine Gun Etiquette) 1979年
1978年に一旦解散したザ・ダムドですが、すぐに再結成して発表されたサードアルバムです。
メンバーはブライアン・ジェイムスが脱退し、キャプテン・センシブルがベースからギターに、ベースにはアルジー・ワードが加入しています。
「地獄に堕ちた野郎ども」同様にスピード感のある曲が多数収録されているほか、音楽性の幅も広がっていて素晴らしいアルバムです。
「ラブ・ソング」(Love Song)、「マシンガン・エチケット」(Machine Gun Etiquette)、「メロディ・リー」(Melody Lee)、「プラン 9 チャンネル 7」(Plan 9 Channel 7)、「スマッシュ・イット・アップ “パート1&2″」(Smash It Up Parts 1&2)など良い曲が沢山収録されています。
余談ですが、日本のバンド、ミッシェル・ガン・エレファントのバンド名の由来はこのアルバムの「Machine Gun Etiquette」を初期の頃にいたメンバーが「ミッシェルガンエレファント」と読み間違えたところからきているというエピソードが知られています。
スカというジャンルを教えてくれるザ・スペシャルズ(The Specials)の名盤アルバム、名曲を紹介
続いてザ・スペシャルズ(The Specials)の名盤を紹介します!
「スペシャルズ」(Specials) 1979年
スカ・パンク、2トーンサウンドのバンド、ザ・スペシャルズのファーストアルバムです。
この当時のパンクはレゲエやダブなどのジャマイカの音楽に少なからず影響を受けています。特にザ・クラッシュなどはレゲエの曲を多く演奏しています。それはイギリスにジャマイカからの移民が多かったことが理由のようです。
そういった事からザ・スペシャルズのようなバンドが出てくることは必然的であるといえるのではないでしょうか。
スカ・パンクを堪能させてくれる素晴らしい曲が揃っていますが、「ルーディたちへのメッセージ」(A Message To You Rudy)、「モンキー・マン」(Monkey Man)、「トゥ・マッチ・トゥ・ヤング」(Too Much Too Young)、「かわいい悪魔」(Little Bitch)などが自分の好きな曲です。
ちなみにこのアルバムのプロデューサーはエルヴィス・コステロが務めています。
「ルーディたちへのメッセージ」のミュージックビデオです。
まだ初期のパンクを聴いた事のない方は是非とも聴いてみてほしいと思います。きっと何か得るものがあるのではないでしょうか。
次はパブロックやニューヨークパンクなどを紹介できればと思っておりますので、よろしくお願いします!
•パブロックを代表するバンド、ドクターフィール・グッドの記事はコチラです。
•ニューヨークパンクの記事はコチラです。
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