ボブ・ディランのモア・ブラッド、モア・トラックス(ブートレッグ・シリーズ第14集)を紹介!

さて、今回はボブ・ディラン(Bob Dylan)のブートレッグ・シリーズ第14集、「モア・ブラッド、モア・トラックス」を紹介します!

ボブ・ディランのブートレッグ・シリーズ第14集は名盤、血の轍のアウトテイク集

ボブ・ディランのブートレッグ・シリーズ第14集、「モア・ブラッド、モア・トラックス」は名盤、「血の轍」のアウトテイク集となっています。

こちらはオリジナルの「血の轍」です。

「モア・ブラッド、モア・トラックス」に収録されているものは「血の轍」に収録されているテイクの前にニューヨークで収録されたものです。

このニューヨークでのレコーディングで発売が決定していましたが、ボブ・ディランは再録音を希望し、ミネアポリスでレコーディングしていくつかの曲が差し替えられました。

そういうわけで「モア・ブラッド、モア・トラックス」は当初発売されるはずだったものに近いものとなっています。

モア・ブラッド、モア・トラックスの収録曲 血の轍との比較

「モア・ブラッド、モア・トラックス」の収録曲は以下の通りです。

1.「ブルーにこんがらがって(テイク3、リメイク3)」(Tangled Up In Blue)

2.「運命のひとひねり(テイク1)」(Simple Twist Of Fate)

3.「嵐からの隠れ場所(テイク2)」(Shelter From The Storm)

4.「きみは大きな存在(テイク2)」(You’re A Big Girl Now)

5.「雨のバケツ(テイク2、リメイク)」(Buckets Of Rain)

6.「彼女にあったら、よろしくと(テイク1)」(If You See Her, Say Hello)

7.「リリー、ローズマリーとハートのジャック(テイク2)」(Lily, Rosemary And The Jack Of Hearts)

8.「朝に会おう(テイク1、リメイク)」(Meet Me In The Morning)

9.「愚かな風(テイク4、リメイク)」(Idiot Wind)

10.「おれはさびしくなるよ(テイク1、リメイク2)」(You’re Gonna Make Me Lonesome When You Go)

11.「アップ・トゥ・ミー(テイク2、リメイク)」(Up To Me)

「アップ・トゥ・ミー」以外は「血の轍」と収録曲は同じです。

「血の轍」に収録されている「ブルーにこんがらがって」「きみは大きな存在」「愚かな風」「朝に会おう」「リリー・ローズマリーとハートのジャック」「彼女にあったら、よろしくと」はミネアポリスで収録されたものなので、「モア・ブラッド、モア・トラックス」に収録されているものはこれまで日の目を見る事の無かったものであるといえます。いくつかは「ブートレッグ・シリーズ1~3」で聴くことができます。

「アップ・トゥ・ミー」「バイオグラフ」で素晴らしいテイクを聴くことができます。

自分の個人的な感想なのですが、「モア・ブラッド、モア・トラックス」に収録されているテイクに「血の轍」のテイクに勝るものはひとつもないと思います。「アップ・トゥ・ミー」「バイオグラフ」のテイクのほうが素晴らしいです。

まさにアウトテイクの寄せ集めで、ボブ・ディランがレコーディングしなおしたという理由も分かる気がします。

それにしてもボブ・ディランのギターにボタンが当たる音はどうにかならなかったのでしょうか。

とはいえ曲は素晴らしいのでこれはこれで味わい深いアルバムになっていることは間違いありません。

ブートレッグ・シリーズはこういったアウトテイクばかり発売しないで、ライヴ音源を発売してほしいと思います。

グレイトフルデッドとのツアーや1990年代、2000年代のライヴの発売を自分は期待しています!

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