ボブ・ディランの名盤アルバム、名曲を年代別に紹介! 【ロック 解説】

さて、今回の記事は音楽、ロックについてです!

自分はロックが好きで、特に1960年台、1970年台のアメリカ、イギリスのロックをよく聴いています。自分の個人的な好みにはなってしまいますが、ロックを紹介できればと思っています。

まずは自分の最も好きなミュージシャンの1人であるボブ・ディラン(Bob Dylan)を紹介したいと思います。

  1. ボブ・ディランの音楽とは
  2. デビューからのフォーク時代の名盤アルバム、名曲を紹介 1960年代前半
    1. 「ボブ・ディラン」(Bob Dylan)  1962年
    2. 「フリーホイーリン・ボブ・ディラン」(The Freewheelin’Bob Dylan) 1963年
    3. 「時代は変わる」(The Times They Are A-Changin) 1963年
    4. 「アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン」(Another Side of Bob Dylan) 1964年
  3. エレクトリックを導入して大きな変化を遂げた1960年代後半の名盤アルバム、名曲を紹介
    1. 「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」(Bringing It All Back Home) 1965年
    2. 「追憶のハイウェイ61」(Highway 61 Revisited) 1965年
    3. 「ブロンド・オン・ブロンド」(Blonde on Blonde) 1966年
    4. 「ジョン・ウェズリー・ハーディング」(John Wesley Harding) 1967年
    5. 「ナッシュビル・スカイライン」(Nashville Skyline) 1969年
  4. 再び訪れたボブ・ディランの黄金期 1970年代の名盤アルバム、名曲を紹介
    1. 「プラネット・ウェイヴス」(Planet Waves) 1974年
    2. 「偉大なる復活」(Before the Flood) 1974年
    3. 「血の轍」(Blood on the Tracks) 1975年
    4. 「欲望」(Desire) 1976年
    5. 「武道館」(Bob Dylan at Budokan) 1978年
    6. 「スロー・トレイン・カミング」(Slow Train Coming) 1978年
  5. 1980、1990年代のボブ・ディランの名盤アルバム、名曲を紹介
    1. 「インフィデル」(Infidels) 1983年
    2. 「リアル・ライブ」(Real Live) 1984年
    3. 「ディラン&ザ・デッド」(Dylan&the Dead) 1989年
    4. 「オー・マーシー」(Oh Mercy) 1989年
    5. 「タイム・アウト・オブ・マインド」(Time Out of Mind) 1997年
  6. 21世紀のボブ・ディランの名盤アルバム、名曲を紹介
    1. 「ラヴ・アンド・セフト」(“Love and Theft”) 2001年
    2. 「モダン・タイムズ」(Modern Times) 2006年
    3. 「トゥゲザー・スルー・ライフ」(Together Through Life) 2009年
    4. 「クリスマス・イン・ザ・ハート」(Christmas in the Heart) 2009年
    5. 「テンペスト」(Tempest) 2012年
  7. これから期待するボブ・ディランのアルバムは

ボブ・ディランの音楽とは

メディアなどでボブ・ディランが紹介される際によく「フォークの神様」などと言われますが、ボブ・ディランを評する際にこのキャッチコピーは正しいものではありません。

ボブ・ディランの長いキャリアの中でフォーク、弾き語りのスタイルのみのアルバムはごく僅かであり、それも初期に固まっています。

正しく評するならば「ロックの神様」でしょう。

長いキャリアの中で積み重ねた数々のアルバムはそれぞれの個性を持ち、変化に富んでいます。

特に初期の時代はアルバムごとの変化が顕著です。

ボブ・ディランの初期から現在に至るまでのアルバムを出来るだけ時代別に分けて紹介していきたいと思います。

ちなみに自分はボブ・ディランのCDをどれから買えばいいか分からず、ファーストから買っていく事にしました。今から18年ほど前になります。

公式に発売されているものはほぼ買い揃えましたが、かなり時間がかかりました。

ボブ・ディランの変化がよくわかるのでかなりオススメの買い方ではありますが、なかなかそうもいかないと思いますので、この記事でどのアルバムを聴くか参考にしていただければと思います。

基本的にベスト盤は推奨しません。あと日本盤をオススメします。意味の分からない事が多いですが歌詞の訳を見たほうがいいと思います。あとライナーノーツで背景を知る事もできます。

デビューからのフォーク時代の名盤アルバム、名曲を紹介 1960年代前半

まずデビューからのフォーク時代と呼べる1960年代前半のアルバムを紹介していきたいと思います。

「ボブ・ディラン」(Bob Dylan)  1962年

このアルバムは全編弾き語りで、ほとんどがカバー曲となっております。

「ニューヨークを語る」(Talkin’ New York)「ウディに捧げる歌」(Song To Woody)の2曲はボブ・ディラン作です。

「ウディに捧げる歌」ボブ・ディランの尊敬するフォークシンガーのウディ・ガスリーに向けて作られた曲です。

どの曲も味わい深く、20才を過ぎたばかりの青年とは思えない円熟ぶりです。

歌も良いですが、アコースティックギターとハーモニカが素晴らしいです。このアルバムは繰り返し聴けば味わいが増していきます。

「連れてってよ」(Baby,Let Me Follow You Down)どは後のライヴなどで聴く事ができます。

「朝日のあたる家」(House Of The Risin’ Sun)はデイヴ・ヴァン・ロンクからボブ・ディランが知り、ボブ・ディランからアニマルズに伝わりヒットした曲です。

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「フリーホイーリン・ボブ・ディラン」(The Freewheelin’Bob Dylan) 1963年

フリーホイーリンとは「自由奔放な」という意味です。

ジャケットに一緒に写っている女性は当時のガールフレンドであるスージー・ロトロです。

まず最初にどれか一枚ボブ・ディランのアルバムを買うなら間違いなくこれだと思います(本当はファーストを薦めたいですが)。名盤と呼ぶに相応しい内容です。

ボブ・ディランのキャリアの中でも「風に吹かれて」(Blowin’ in The Wind)など、代表曲とされている曲が多数含まれており、ライヴでも頻繁に演奏されています。

収録されている曲は政治的に抗議、異議を唱えるプロテストソングだと認識されがちですが、そこに留まらずイメージに溢れた歌詞となっています。

「北国の少女」(Girl From The North Country)「はげしい雨が降る」(A Hard Rain’s A-Gonna Fall)「くよくよするなよ」(Don’t Think Twice,It’s All Right)「ボブ・ディランの夢」(Bob Dylan’s Dream)などボブ・ディランの代表曲と呼ばれる曲、そして個人的にも好きな曲が入っています。

「風に吹かれて」の映像です。

Blowing In The Wind (Live On TV, March 1963)

演奏としてはファーストのほうがパワフルな感じがしますが、こちらも素晴らしいです。

「コリーナ、コリーナ」(Corrina,Corrina)だけバックバンドの演奏が入っています。

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「時代は変わる」(The Times They Are A-Changin) 1963年

このアルバムは前作の流れを引き継ぎつつも、メッセージ性の強い曲が多い印象があります。

演奏はもはや崩しにかかっているようで、3作目にして円熟味は極まっています。

アルバム表題曲である「時代は変わる」(The Time They Are A-Changin’)、プロテストソングとして捉えることのできる「しがない歩兵」(Only a Pawn in Their Game)「ハッティ・キャロルの寂しい死」(The Lonesome Death of Hattie Carroll)など佳曲が揃っています。

このアルバムには歌詞の他に「11のあらましな墓碑銘」という長い詩が付いています。

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「アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン」(Another Side of Bob Dylan) 1964年

このアルバムは弾き語りのスタイルであるものの、ロックのテイストを強く感じる曲が多数収録されております。

ピアノ弾き語りの「黒いカラスのブルース」(Black Crow Blues)といった曲も収録されています。

「自由の鐘」(Chimes of Freedom)「悲しきベイブ」(It Ain’t Me Babe)は個人的に好きな曲です。

前作と同じくこちらにも長い詩が付いています「いくつかのべつのうた」

ここまでが初期のフォーク時代と言っていいでしょう。どのアルバムも素晴らしく、できればファーストから聴いていってもらいたいところです。

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エレクトリックを導入して大きな変化を遂げた1960年代後半の名盤アルバム、名曲を紹介

エレクトリックサウンドを導入した60年代後半のおすすめアルバムを紹介していきたいと思います。

「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」(Bringing It All Back Home) 1965年

まず1曲目の「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」(Subterranean Homesick Blues)を聴いた瞬間に衝撃的な変化を感じる事ができます。ファーストから順番に聴いていくと確実に衝撃を受けることでしょう。

何十年も経っているのに衝撃を受けるのですから、当時リアルタイムで聴いたファンの方は相当な衝撃だったでしょう。

「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」の映像です。

Bob Dylan – Subterranean Homesick Blues

このアルバムは前半の7曲がエレクトリック、後半の4曲がアコースティックとなっています。(アナログではA面がエレクトリック、B面がアコースティックです)

エレクトリックサイドでは「ラヴ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット」(Love Minus Zero/No Limit)などがメロディーも良く、好きな曲の1つです。

特に素晴らしいのはアコースティックサイドで「ミスター・タンブリン・マン」(Mr.Tambourine Man)「イッツ・オール・オーバーナウ、ベイビー・ブルー」(It’s All Over Now,Baby Blue)など名曲揃いです。

大きくエレクトリックを取り入れましたが、かといってアコースティックがおざなりになる訳ではなく、むしろ前作以上の仕上がりとなっている気がします。

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「追憶のハイウェイ61」(Highway 61 Revisited) 1965年

前作よりもさらにエレクトリックサウンドを押し進め、厚みが増しています。

曲も「ライク・ア・ローリング・ストーン」(Like a Rolling Stone)を始め名曲揃いです。

このアルバムは都会の中を歩いている時に聴くとすごく良いです。「親指トムのブルースのように」(Just Like Tomb’s Blues)なんて最高です。50年以上前のアルバムですが全く色褪せる事無く、洗練されています。

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「ブロンド・オン・ブロンド」(Blonde on Blonde) 1966年

このアルバムは前作よりも複雑で、それでいて圧倒的物量を持っています。この時のボブ・ディランの創作意欲には計り知れないものを感じます。

アナログでは2枚組になっていて2枚目のB面は「ローランドの悲しい目の乙女」(Sad Eyed Lady of the Lowlands)のみに占められています。

代表曲としては「アイ・ウォント・ユー」(I Want You)「女の如く」(Just Like a Woman)といったところでしょうか。

個人的には「スーナー・オア・レイター」(One of Us Must Know “Sooner or Later”)「メンフィス・ブルース・アゲイン」(Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again)などが好きです。

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「ジョン・ウェズリー・ハーディング」(John Wesley Harding) 1967年

「ジョン・ウェズリー・ハーディング」は前作に比べると大きく変化しています。例えるなら「ブロンド・オン・ブロンド」のサウンドが金属的でこちらは木材のような質感です。

代表的な曲である「見張り塔からずっと」(All Along the Watchtower)が収録されています。この曲はジミ・ヘンドリックスがカバーした事でも有名で、そちらも大変素晴らしい仕上がりとなっています。

全体的に地味であまり有名ではないこのアルバムですが、聴いてみるとすごく良くて自分は「ブロンド・オン・ブロンド」よりも好きかもしれません。どの曲も味わい深い仕上がりです。

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「ナッシュビル・スカイライン」(Nashville Skyline) 1969年

ここにきてまたしても大きな変化を遂げます。サウンドもそうですが、なにより声が変わってしまいます。

かといって出来は悪くなく、自分は好きなアルバムです。

ジョニー・キャッシュとのデュエットで「フリーホイーリン」にも収録されている「北国の少女」(Girl from the North Country)や、ヒットした「レイ・レディ・レイ」(Lay Lady Lay)などが収録されています。

個人的には「アイ・スリュウ・イット・オール・アウェイ」(I Threw It All Away)「カントリー・パイ」(Country Pie)「今宵は君と」(Tonight I’ll Be Staying Here With You)がおすすめです。

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•ジョニーキャッシュとのセッションを多く収録したブートレッグ・シリーズ第15集「トラヴェリン・スルー」を紹介した記事はコチラです。

ボブ・ディランのトラヴェリン・スルー(ブートレッグ・シリーズ第15集)を紹介!
ボブ・ディランのブートレッグ・シリーズ第15集「トラヴェリン・スルー」を紹介。内容や収録曲、その感想です。

ここまで60年代のボブ・ディランのアルバムを紹介してきましたが、やはりファーストから順番で聴いていくのを薦めたいと思います。それが最大限に魅力を堪能できる方法なのではないかと思っています。

再び訪れたボブ・ディランの黄金期 1970年代の名盤アルバム、名曲を紹介

1970年台に入り、「セルフポートレート」(Self Portrait)「新しい夜明け」(New Morning)など、無視できないアルバムがリリースされていきましたが、1960年代以来の黄金期といえる時期の口火を切ったのが「プラネット・ウェイヴス」です。

「プラネット・ウェイヴス」(Planet Waves) 1974年

このアルバムは60年代中盤からボブ・ディランと関係の深いザ・バンド(The Band)がすべてバックの演奏を務めています。

派手さはあまり感じないものの、どの曲も渋く、演奏もザ・バンドらしさが出ています。ボブ・ディランのボーカルも熱さがあります。

代表曲である「いつまでも若く」(Forever Young)が2バージョン収録されています。

自分としては「ヘイゼル」(Hazel)「君の何かが」(Something There is About You)「天使のような君」(You Angel You)などが好きな曲です。

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「偉大なる復活」(Before the Flood) 1974年

これは「プラネット・ウェイブス」の流れのままザ・バンドと出たツアーを記録したライヴ盤です。

キャリアも終盤のザ・バンドとの演奏は素晴らしく、ボブ・ディランのボーカルもさらに熱さを増しています。

曲もここまでのボブ・ディランのキャリア全体を網羅していますし、ボブ・ディランの弾き語りやザ・バンド単独の演奏も数曲収録されていてかなり充実した内容になっています。

このアルバムに収録されている「風に吹かれて」(Blowin’in the Wind)は自分としてはベストテイクかもしれません。非常におすすめのアルバムです。

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このあとは「地下室」(The Basement Tapes)、ザ・バンドの解散ライブの「ラストワルツ」があり、ボブ・ディラン&ザ・バンドのピークの時期であると言えるでしょう。

「血の轍」(Blood on the Tracks) 1975年

このアルバムはボブ・ディランのキャリアの中でも屈指の名盤で、自分としても最も好きなアルバムのひとつです。

どの曲も素晴らしいですが、「ブルーにこんがらがって」(Tangled Up in Blue)「運命のひとひねり」(Simple Twist Of Fate)「雨のバケツ」(Buckets of Rain)が好きです。特に「雨のバケツ」は名曲だと思いますので是非いちど聴いてもらいたいです。

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•「血の轍」のアウトテイク集である「モア・ブラッド、モア・トラックス」を紹介した記事はコチラです。

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ボブ・ディランの未発表音源を聴く事のできるブートレッグ・シリーズの第14集、「モア・ブラッド、モア・トラックス」を紹介します!このアルバムは「血の轍」のアウトテイク集となっています。

「欲望」(Desire) 1976年

このアルバムも名盤で、「ハリケーン」(Hurricane)をはじめとして名曲揃いです。しかし自分はこのアルバムとほぼ同時にブートレッグ・シリーズ「ローリング・サンダー・レビュー」を購入し、そちらのほうばかり聴いていました

なので「ローリング・サンダー・レビュー」に収録されていない「モザンピーク」(Mozambique)「ジョーイー」(Joey)「ブラック・ダイヤモンド湾」(Black Diamond Bay)を聴くためにこのアルバムを聴いていた感じでした。

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•Netflixで配信されている「ローリングサンダーレビュー マーティンスコセッシが描くボブディラン伝説」を紹介した記事はコチラです。

Netflixの「ローリングサンダーレヴュー マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説」を紹介!
Netflix(ネットフリックス)で配信されている「ローリングサンダーレビュー マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説」を紹介。内容や感想、それにまつわるボブ・ディランの作品も紹介しています。

この後はローリング・サンダー・レビュー第2期を収録したライヴ盤、「激しい雨」(Hard Rain)、演奏にこれまでにない厚みを感じさせる「ストリート・リーガル」(Street Legal)がリリースされていきます。

「武道館」(Bob Dylan at Budokan) 1978年

演奏としては「ストリート・リーガル」の形をある程度引き継いでいますが、どの曲も大胆にアレンジされており非常に素晴らしいです。

「くよくよするなよ」(Don’t Think Twice,It’s All Right)「天国の扉」(Knockin’on Heaven’s Door)はレゲエ調になっています。これがまた良くて、「天国の扉」は自分としてはあまり好きな曲ではありませんが、このバージョンは良いと思います。

「ライク・ア・ローリング・ストーン」(Like a Rolling Stone)「運命のひとひねり」(Simple Twist of Fate)などは自分としてはベストテイクといえるものです。

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「スロー・トレイン・カミング」(Slow Train Coming) 1978年

正直言って自分はこのアルバムを通しではあまり聴いていません。しかし「アイ・ビリーヴ・イン・ユー」(I Belive in You)という曲が入っているのでこのアルバムは無視できません。この曲は自分としてはボブ・ディランの中でも屈指の名曲だと思っています。

他にも「プレシャス・エンジェル」(Precious Angel)なども良い曲だと思います。

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•この時期のライヴを収録した「トラブル・ノー・モア」の記事はコチラです。

ボブ・ディランのトラブル・ノー・モア1979-81(ブートレッグ・シリーズ第13集)を紹介!
さて、今回は2017年11月8日に発売されたボブ・ディランのブートレッグ・シリーズ第13集、「トラブル・ノー・モア1979-81」(The Bootleg series Vol13 Trouble No More 1979-81)についての...

さて、ここまで1970年代のボブ・ディランを紹介していきましたが、この時期のボブ・ディランの充実ぶりには目を見張るものがあり、1960年代とはまた違った魅力があります。

1980、1990年代のボブ・ディランの名盤アルバム、名曲を紹介

「スロー・トレイン・カミング」のあと、1980年代に入って「セイヴド」「ショット・オブ・ラブ」とゴスペル3部作を経て、ボブ・ディラン「インフィデル」を発表します。

「インフィデル」(Infidels) 1983年

このアルバムは俗に言う「ボブ・ディランらしさ」を取り戻したアルバムです。自分は常に変化していく姿がボブ・ディランらしさだと思っていますが。

自分としても好きなアルバムで良い曲が多く収録されています。

「ジョーカーマン」(Jokerman)「スウィートハート」(Sweetheart Like You)「ライセンス・トゥ・キル」(License to Kill)「ドント・フォール・アパート・オン・ミー・トゥナイト」(Don’t Fall Apart on Me Tonight)などが特に好きです。

バックの演奏も良く、ローリング・ストーンズを脱退したギタリストのミック・テイラーが参加しています。

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その流れでミック・テイラー、元フェイセズのキーボード、イアン・マクレガンをバックに迎えた84年のヨーロッパツアーを収録した「リアル・ライヴ」を発表します。

「リアル・ライブ」(Real Live) 1984年

非常にロックらしい演奏を聴かせてくれます。選曲も良い感じで「インフィデル」収録の「アイ・アンド・アイ」(I And I)「ライセンス・トゥ・キル」(Licence To Kill)も素晴らしいです。

「悲しきベイブ」(It Ain’t Me,Babe)「ブルーにこんがらがって」(Tangled Up in Blue)「北国の少女」(Girl From The North Country)などは弾き語りとなっておりどれも良いテイクだと思います。

「トゥームストーン・ブルース」(Tombstone Blues)ではゲストギターとしてカルロス・サンタナが参加しています。

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その後、エンパイア・バーレスクノックト・アウト・ローデッドダウン・イン・ザ・グルーヴを発表したのち、グレイトフル・デッドとのスタジアムツアー(1987年)を記録した「ディラン&ザ・デッド」が発表されます。

「ディラン&ザ・デッド」(Dylan&the Dead) 1989年

「ボブ・ディラン自伝」によるとボブ・ディランはこのツアーには乗り気ではなかったようです(基本的にいつの時も乗り気だという記述はありませんが)。

しかしさすがのグレイトフル・デッドなので良い演奏を聴かせてくれます。

ライヴテイクの少ない「クイーン・ジェーン」(Queen Jane Approximately)「ジョーイー」(Joey)が収録されているのもこのアルバムの魅力だと思います。演奏も素晴らしいです。

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このディラン&ザ・デッドのツアーは是非ともブートレッグシリーズでリリースしてほしいものですね。

「オー・マーシー」(Oh Mercy) 1989年

このアルバムはU2のプロデュースをしていたダニエル・ラノワがプロデューサーで、奥行きのあるサウンドとなっています。

ボブ・ディランの声も少しガラガラになっており、現在の歌声が始まったアルバムと言えるのではないでしょうか。

良い曲が揃っており、自分はボブ・ディランのアルバムの中で最も好きなもののひとつです。

「涙零れて」(Where Teardrops Fall)「鐘を鳴らせ」(Ring Them Bells)「黒いコートの男」(Man in the Long Black Coat)「モスト・オブ・ザ・タイム」(Most of the Time)「ホワット・グッド・アム・アイ?」(What Good Am I?)「自惚れの病」(Disease of Conceit)「シューティング・スター」(Shooting Star)とほぼ全ての曲が素晴らしいです。

「モスト・オブ・ザ・タイム」のミュージックビデオです。アルバムに収録されているものとは異なった演奏になっています。

Bob Dylan – Most of the Time (Long Version)

夜、寝る時にこのアルバムをよく聴いていましたが、静かな夜によく合うアルバムだと思います。

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その後は「アンダー・ザ・レッド・スカイ」「グッド・アズ・アイ・ビーン・トゥ・ユー」「奇妙な世界に」などを発表したのち、再びダニエル・ラノワと組んだ「タイム・アウト・オブ・マインド」を発表します。

「タイム・アウト・オブ・マインド」(Time Out of Mind) 1997年

「オー・マーシー」よりさらにエフェクトがかかったサウンドに仕上がっています。

1曲目の「ラヴ・シック」(Love Sick)からインパクトがあります。声はさらにしゃがれています。

「オー・マーシー」と同じくこちらも良い曲が揃っています。「スタンディング・イン・ザ・ドアウェイ」(Standing in the Doorway)「トライン・トゥ・ゲット・トゥ・ヘヴン」(Tryn’ to Get to Heaven)「ノット・ダーク・イェット」(Not Dark Yet)「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」(Make You Feel My Love)など自分は好きです。

以前、職場が倉庫のような建物でそこでこのアルバムを聴いていたのですが非常にいい感じでした。もし機会があれば倉庫で聴いてみてください。

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1980、90年代のボブ・ディランのアルバムをいくつか紹介してきましたが、1960年代、1970年代にもひけをとらない、それどころか最高傑作と言えるようなアルバムが発表されています。

21世紀のボブ・ディランの名盤アルバム、名曲を紹介

21世紀に入ってもボブ・ディランは衰える事はありません。2001年9月11日、アメリカ同時多発テロが起きた日に「ラヴ・アンド・セフト」を発表します。

「ラヴ・アンド・セフト」(“Love and Theft”) 2001年

このアルバムで現在までのボブ・ディランのスタイルが定まったといっても過言ではないでしょう。どこかオールディーズな雰囲気があります。

曲も演奏も非常に良く、「ミシシッピー」(Mississippi)「ムーンライト」(Moonlight)などが自分は好きです。

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「モダン・タイムズ」(Modern Times) 2006年

このアルバムは「欲望」以来30年ぶりにビルボートチャートで1位を獲得しています。

「サンダー・オン・ザ・マウンテン」(Thunder on the Mountain)「ホェン・ザ・ディール・ゴーズダウン」(When the Deal Goes Down)「ワーキングマンズ・ブルース#2」(Workingman’s Blues#2)などが自分としては好みの曲です。

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「トゥゲザー・スルー・ライフ」(Together Through Life) 2009年

このアルバムでもビルボード1位、そして全英チャートでも1位を獲得し、70年代以来の黄金時代到来です。

全体にアコーディオンを取り入れたことでどこか南部の雰囲気があります。

「ビヨンド・ヒア・ライズ・ナッシング」(Beyond Here Lies Nothin’)「ライフ・イズ・ハード」(Life is Hard)「アイ・フィール・ア・チェンジ・カミング・オン」(I Feel a Change Comin’On)などが好きな曲です。

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2009年にはクリスマスソングのアルバム、「クリスマス・イン・ザ・ハート」が発表されます。

「クリスマス・イン・ザ・ハート」(Christmas in the Heart) 2009年

上質な演奏をバックにボブ・ディランがクリスマス・ソングを歌い上げます。

クリスマス・ソングを歌うボブ・ディランもまたいいものです。

このアルバムの売り上げは永久に寄付されるチャリティー・アルバムとなっています。

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「テンペスト」(Tempest) 2012年

自分としては好きなアルバムで、「デューケイン・ホイッスル」(Duquesne Whistle)「ペイ・イン・ブラッド」(Pay in Blood)、ジョン・レノンに向けて書かれた曲「ロール・オン・ジョン」(Roll on John)などが好きな曲です。

「デューケイン・ホイッスル」のミュージックビデオです。

Bob Dylan – Duquesne Whistle (Video)
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その後は「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」(Shadows in the Night) 2015年「フォールン・エンジェルズ」(Fallen Angels) 2016年「トリプリケート」(Triplicate) 2017年を発表します。

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これらのアルバムはフランク・シナトラなどのスタンダードナンバーのカバーとなっております。

どこかダークな印象があり、素晴らしいものなのでしょうが自分にとっては少々渋すぎてあまり聴き込んではおりません。

これから期待するボブ・ディランのアルバムは

ここしばらくカバーが続きましたが、次はオリジナル曲を主体にしたアルバムを期待しています。

キャリアも終盤と言えるでしょうが、また自分達を驚かしてもらいたいと思っています。

•追記 2020年5月

2020年にテンペスト以来、8年ぶりのニューアルバムであるラフ&ロウディ・ウェイズがリリースされます。

10曲収録の2枚組となっているようで、アメリカでは6月19日、日本盤は7月中旬にリリースされる予定です。

2020年4月には日本でのライブツアーが予定されていて、自分はチケットを取って楽しみにしていましたが残念ながら新型コロナウイルスの影響で中止となってしまいました。

新型コロナウイルスが収束したらまた是非とも来日してライブを見せてくれることを期待しています!

こちらはボブ・ディランのすべての歌詞を新しい対訳で堪能することができる詩集です。

次はブートレッグシリーズを紹介していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします!

•ブートレッグ・シリーズの記事はコチラです。

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