さて、今回は2018年9月1日に両国国技館で行われた丸藤正道20周年記念大会「飛翔」の感想、試合結果、そして観戦記です!
丸藤正道の20周年大会「飛翔」を両国国技館で観戦 会場や座席を紹介
この大会は久しぶりに会場で観戦しました。
座席の紹介
2階イス席Aという座席で、4000円(前売り)のいちばん安い座席です。
後ろから5列ほどの座席ですが、このような見た目で試合はよく見えます。
しかしイスが小さく、隣との幅が狭いので快適さという点ではおすすめできません。
取れる状況であれば前方の座席である2階イス席Sという席をオススメします!
会場内の紹介
会場に入ってすぐの場所がグッズ売り場となっていました。
かなりの盛況で大勢の方が並んでいました。
丸藤正道のパネルがあってそこで記念撮影をすることができるようになっていたのですが、少しの時間だけ本人が現れました!
レスラーなど各所からのお祝いの花も飾られていました。
1階は分からないのですが、2階のトイレや喫煙所はそれほど遠くなくストレスを感じるものではありませんでした。
客入りは
客入りに関してですが、チケットは完売だったようです。
全ての座席を解放していなかったので超満員とはいかなかったようですが、満員と呼べる客入りで期待感にあふれた最高の雰囲気となっていました。(観客数はホームページによると6285人)
「飛翔」 試合結果と感想
「飛翔」では全9試合が行われました。
この大会の模様は日テレジータスで放送されました。
•日テレジータス(G+)についての記事はコチラです。

ゲスト解説は川田利明と小橋建太です。
モハメド・ヨネ、宮脇純太 vs 百田光雄、菊池毅
「飛翔」オープニングマッチは2009年にプロレスリングノアを退団した百田光雄と菊池毅が登場です。
プロレスリングノアの若手、宮脇純太がゴングと同時に百田に向かっていきます。
菊池毅の変貌ぶりに川田は小橋に対して「菊池ってこんな感じだったっけ?」と言っていました。
菊池は宮脇のミサイルキックなどをまともに受け、最後はモハメド・ヨネのキン肉バスターに沈んでいます。
齋藤彰俊、井上雅央、川畑輝鎮 vs 佐野巧真、本田多聞、越中詩郎
2009年退団の川畑輝鎮が齋藤彰俊、井上雅央と組んで久しぶりにダークエージェント復活です。
対戦相手には2012年に退団した佐野巧真、2009年に退団した本田多聞が名を連ねます。
この中でいちばん元気だったのは59才で最も年長の越中詩郎でした。試合を決めたのも越中でダイビングヒップアタックで川田に「世界一エコなプロレスをする」と評された井上雅央から3カウントを奪っています。
クワイエット・ストーム、タダスケ vs 大森隆男、コーディ・ホール
2003年に退団した大森隆男が参戦です。
大森のパートナーにはコーディ・ホール、対戦相手はクワイエット・ストーム、タダスケとパワーを売りにした選手が揃いました。
結果は大森がフルネルソンボムからアックスボンバーでタダスケから3カウントを奪いました。
コーディ・ホールとのタッグもいい感じだったのでまた今後見てみたいと思いました。
HAYATA、YO-HEY vs 近藤修司、黒潮”イケメン”二郎
この試合は当初カズ・ハヤシの出場予定でしたが、怪我により欠場となってしまい、代わりに黒潮”イケメン”二郎の参戦となりました。
プロレスリングノア若手タッグのHAYATA、YO-HEY組とレッスルワンのベテランタッグとの対戦という構図が崩れてしまったのは残念でした。
黒潮”イケメン”二郎はいつもの長い入場で会場の空気を自分のものにします。
それでもHAYATA、YO-HEYは完全に主導権を渡しませんでした。
それぞれの選手のいいところが出たいい試合でした。
結果は近藤のキングコングラリアットでYO-HEYが3カウントを奪われました。
Hi69、田中稔、鈴木鼓太郎 vs 大原はじめ、熊野準、諸橋晴也
2012年に退団した鈴木鼓太郎が参戦です。試合前にセコンドについた小川良成と鈴木鼓太郎が握手を交わすシーンが見られました。
熊野準は鈴木を強く意識して向かっていきましたが、爆発できずに最後は鈴木のブルーディスティニーで3カウントを奪われてしまいました。熊野にはもう少し意地を見せてもらいたかったです。
試合後に大原はじめが鈴木にプロレスリングノアへの継続参戦とジュニアリーグ戦への参加を打診、鈴木はそれに対し「自分が出れば優勝は確実、今のノアジュニアは最弱だ」という言葉を返し乱闘になりました。
鈴木鼓太郎はプロレスリングノアにいた頃よりもマイクが上手くなった印象を受けました。
後日正式に鈴木鼓太郎のジュニアリーグ戦の参加が発表され、非常に楽しみです。
そこで熊野には大爆発をしてもらいたいと自分は期待しています。
中嶋勝彦、マサ北宮、太陽ケア vs 潮崎豪、清宮海斗、KAZMA SAKAMOTO
ジャイアント馬場の王道を受け継ぐ太陽ケアが参戦です。
太陽ケアと潮崎豪、清宮海斗の対戦はなかなか興味深いものがありました。そのほかの組み合わせは普段のプロレスリングノアで見られるものでした。
KAZMA SAKAMOTOも得意のインサイドワークで見せ場を作りましたが最後はマサ北宮のサイトースープレックスで3カウントを奪われました。
サイトースープレックスはやや説得力に欠けるところがあるのでフィニッシュホールドにするのであれば改良が必要なのではないでしょうか。
太陽ケアは是非ともまたプロレスリングノアに上がって試合を見せてほしいと思います。
拳王、小峠篤司、マイバッハ谷口 vs 高木三四郎、HARASHIMA、男色ディーノ
丸藤正道とゆかりの深いDDTプロレスリングから高木三四郎、HARASHIMA、男色ディーノが参戦です。
男色ディーノは入場で観客の唇を次々と奪っていき、解説席の小橋の唇を狙いましたが逆水平チョップで制裁を受けました。
男色ディーノ、高木三四郎に小峠篤司の「小峠革命」が相まってパフォーマンス合戦となりました。
そんな中でも初対決となった拳王とHARASHIMAの攻防はスピード感のある激しいものとなりました。
結果はHARASHIMAが蒼魔刀で小峠から3カウントを奪っています。
試合後にゲスト解説をしていた森嶋猛が拳王のマイクに促されてマイクアピール、着ていた復帰興行のTシャツを拳王に渡して「杉浦に渡しとけ」と復帰戦での対戦をアピールしました。
この行動に杉浦は不快感を示し、対戦は決定しておりませんが自分は対戦を期待しています。
杉浦貴、原田大輔 vs 秋山準、青木篤志
2012年に退団した秋山準、青木篤志が参戦です。
迎え撃つのはGHCヘビーを保持する杉浦貴とGHCジュニアを保持する原田大輔です。
試合開始から緊張感のある雰囲気で最高のカードといえるものでした。
杉浦と秋山の攻防は予想通り熱いものとなりました。
そして原田は秋山に狙いを定め向かっていきます。これは秋山には響かなかったようで試合後にどうして青木に向かっていかないのかと苦言を呈されてしまいます。
しかし自分の感想としては原田の選択はそこまで悪いものではなかったと思っています。
青木は感情を表に出す事なく要所で巧さを見せていきました。
今になって思えば原田が青木の感情を引き出す展開というのも見てみたかった気がします。
4人の攻防は上質であっという間に30分に近づき、終盤に秋山のリストクラッチ式エクスプロイダー、杉浦のオリンピック予選スラムでも決着がつかず時間切れ引き分けという結果となりました。
丸藤正道 vs ヒデオ・イタミ
2014年に退団したKENTAがWWEのヒデオ・イタミとして参戦です。
ヒデオの入場はこの日いちばんの盛り上がりでした。
ヒデオはどのようなファイトスタイルで試合をするのか気になるところでした。時折見せるパフォーマンスはWWE仕込みのものを感じましたが、ファイトスタイル、使用する技はプロレスリングノアにいた頃のKENTAでした。
試合はどこかじっくりとしたペースで進んでいきました。ひとつひとつの技を噛みしめるような印象を自分は受けました。
ヒデオはゲームオーバーやブサイクへの膝蹴り、go2sleep(ゴートゥースリープ)を決めますが丸藤は返します。
丸藤も不知火・改やエプロンでのパイルドライバー、虎王の乱れ打ちを見せ、最後はポールシフト式のエメラルドフロウジョンで3カウントを奪って20周年を勝利で飾りました。
ヒデオはKENTAとしてのファイトスタイルにブランクがあるような印象を受けました。
この一戦を糧にして今後WWEでさらなる飛躍を期待したいです。
「飛翔」を観戦して
本当にいい大会で、会場で観戦して本当に良かったと思っています。
自分と同学年の丸藤正道の活躍は励みになりますし、刺激ももらっています。
今後も怪我をする事なく試合を見せていってほしいと思っています。
全日本プロレスやレッスルワンとの交流もあるでしょうし、次はプロレスリングノア20周年記念に向かって「飛翔」していってもらいたいです。
そしてその会場は日本武道館での開催を期待しています!
その第一歩として翌日に行われる方舟新章2018に注目です!
•方舟新章2018の記事はコチラです。

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