さて、今回はプロレスリングノアのレスラーである杉浦貴を紹介した記事になります!
この記事は、杉浦貴の得意技やベストバウトを紹介した内容となっています。
箱舟を守る強さの象徴 杉浦貴とは
杉浦貴(たかし)は1970年愛知県生まれです。
高校卒業後に自衛隊に入隊してレスリングを始め、国体優勝、オリンピック出場目前という成績を残しています。
その後、29才の時に全日本プロレスへ入団し、練習生のままプロレスリングノアへ移籍します。
2000年にプロレスリングノア初の新人レスラーとしてデビューして新人とは思えない規格外のファイトで注目を集めます。
GHCの4タイトルすべてを戴冠した経験を持ち、GHCヘビー14回連続防衛は歴代1位です。ちなみに2位は13回の小橋建太です。
この杉浦貴の防衛記録はどこか駆け足で行われた印象があって、それほど価値を見出せないというのが正直な印象ではあります。
2019年には新設されたGHCナショナル王座の初代チャンピオンとなりました。
2010年にはプロレス大賞の年間MVP、2014年には田中将斗とのタッグで最優秀タッグを受賞しています。
2000年代半ばまではプライドやパンクラスなどの総合格闘技の大会にも出場していたこともありました。
相手を叩き潰すような武骨なファイトで、2009年に三沢光晴が急逝してからプロレスリングノアを守ってきた強さの象徴と言える存在です。
50才を迎えようとしているのにあの肉体を維持しているのは驚異的で、若手の頃に自らを中年の星と語っていましたがその言葉を今も実践しています。
激しく武骨なファイトが信条ですが、おもしろ試合にも対応する幅の広さも持っています。
マイクも上手く、胸が熱くなる言葉から機転の利いた冗談まで対応できるのも魅力です。
杉浦貴の得意技は
杉浦貴の必殺技はオリンピック予選スラムです。カート・アングルのオリンピックスラムと同型であることでオリンピックの予選まで進んだ杉浦貴はこういった名称の技名となっています。
ウェイトのある選手であってもかなりの急角度で落とすことのできる強力な技です。
大一番では雪崩式で繰り出されることもあります。
アンクルホールド、フロントネックロックといった関節技、締め技も得意としています。
フロントネックロックは秋山準のように仰向けなった状態で締め上げるのではなく、後方に一回転して座り込んだ立ち膝の状態で締め上げる形となっています。
打撃も強力で、気迫のこもったエルボーの連打やランニングニーリフトで相手を追い込んできます。
ロンドンオリンピック金メダリストの米満達弘直伝の米満リフトという技を以前使用していましたが、最近はあまり見られなくなりました。
丸め込み技のような形で一気にフォールを奪うことのできる技でアクセントにもなるので個人的にはまたレパートリーに加えてほしい技のひとつです。
杉浦貴のベストバウトは
杉浦貴はどんな相手でも感情を表に出した真っ向勝負で熱い試合のできる選手です。
しかし直線的すぎるので単調な印象を受けることもあります。
若手時代から水準の高い試合を見せ続けてくれていますが、2019年11月のマイケル・エルガンとのGHCナショナル王座初代王座決定戦や2020年2月の清宮海斗との同王座防衛戦などは素晴らしい内容でした。
2009年には新日本プロレスのG1クライマックスに出場、2010年には後藤洋央紀、真壁刀義を相手にGHCヘビーの防衛戦を行って勝利しています。
2020年には全日本プロレスのチャンピオンカーニバルへの出場が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響で中止となってしまいました。
仕切り直して開催となった時には是非出場して名勝負を見せてくれることを期待したいです。
杉浦貴の熱く気迫のこもった試合を是非ともいちど見ていただきたいと思います!
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