ローリングストーンズのおすすめ名盤アルバム、ライブ盤、名曲を紹介! 【ロック解説】

さて、今回はロック名盤紹介、ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)です!

ロックバンドの手本 ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の名盤アルバム、名曲を紹介

1962年の結成から今なお現役を貫いているローリング・ストーンズ。

ロックバンドの手本ともいえるローリングストーンズを聴けばロックンロールの魅力を知ることができることでしょう。

ローリング・ストーンズのメンバー

何度かのメンバーチェンジを経て現在は以下のメンバーとなっています。

·ミック・ジャガー(ボーカル)

·キース・リチャーズ(ギター)

·ロン・ウッド(ギター)

·チャーリー・ワッツ(ドラムス)

この4人が正式メンバーで、あとは多数のサポートメンバーでバンドが成り立っています。

自分はローリング・ストーンズのアルバムをそれほど所有しておりませんが、持っている中で素晴らしいアルバムをいくつか紹介していきたいと思います。

「ベガーズ・バンケット」(Beggars Banquet) 1968年

ローリング・ストーンズのライヴでの代表的なレパートリーである「悪魔を憐れむ歌」(Sympathy For The Devil)が収録されています。

ブライアン・ジョーンズが参加した最後のアルバムです。ブライアン・ジョーンズはドラッグなどでどうしようもない状態だったそうですが、「ノー・エクスペクテーションズ」(No Expectations)では素晴らしいスライドギターを聴かせてくれます。

「ストリート・ファイティングマン」(Street Fighting Man)「地の塩」(Salt Of The Earth)なども良い曲です。

全体的にアコースティックの雰囲気が漂うアルバムです。

「レット・イット・ブリード」(Let It Bleed) 1969年

ブライアン・ジョーンズが去り、後任としてミック・テイラーがローリング・ストーンズに加入しましたが、「カントリー・ホンク」(Country Honk)「リヴ・ウィズ・ミー」(Live With Me)でしか参加していません。ブライアン・ジョーンズもパーカッションなどで参加している曲があります。

その他にもロバート・ジョンソンのカヴァーである「むなしき愛」(Love In Vain)ではマンドリンでライ・クーダーが参加しています。

「ギミー・シェルター」(Gimme Shelter)「レット・イット・ブリード」(Let It Breed)「ミッドナイト・ランブラー」(Midnight Rambler)「モンキー・マン」(Monkey Man)「無常の世界」(You Can’t Always Get What You Want)など良い曲が目白押しで、名盤と呼ぶにふさわしい内容となっています。

「スティッキー・フィンガーズ」(Sticky Fingers) 1971年

ローリング・ストーンズの代表曲のひとつ、「ブラウン・シュガー」(Brown Sugar)から始まり、名曲が続く一分の隙もない名盤です。

どの曲も素晴らしいですが自分としては「ワイルド・ホース」(Wild Horses)、ビリー・プレストンのオルガンが光る「アイ・ガット・ザ・ブルース」(I Got The Blues)「デッド・フラワーズ」(Dead Flowers)が好きです。

「メイン・ストリートのならず者」(Exile On Main ST.) 1972年

ローリング・ストーンズの勢いは衰えることがなく、さらなる名盤を世に送り出します。

アナログでは2枚組となったこのアルバムはやや雑多な印象を受けますが、名曲が詰まっています。

「ダイスをころがせ」(Tumbling Dice)「ハッピー」(Happy)などの代表曲を始め、「スウィート・ヴァージニア」(Sweet Virginia)「トーン・アンド・フレイド」(Torn And Frayed)「ラヴィング・カップ」(Loving Cup)「ライトを照らせ」(Shine a Light)「ソウル・サヴァイヴァー」(Soul Survivor)と挙げればキリがないほど良い曲が収録されています。

「イッツ・オンリー・ロックン・ロール」(It’s Only Rock ‘n Roll) 1974年

アルバム表題曲である「イッツ・オンリー・ロックン・ロール」(It’s Only Rock ‘n Roll)を始めとしてなかなかの曲が揃った名盤で、このアルバムを最後にローリング・ストーンズを去るミック・テイラーのギターが光る「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」(Time Waits For No One)「ティル・ザ・ネクスト・グッド・バイ」(Till The Next Goodbye)など好きな曲の多いアルバムです。

「刺青の男」(Tattoo You) 1981年

かつての未発表曲を寄せ集めたアウトテイク集のようなアルバムですが、皮肉にも大ヒットしました。

ローリング・ストーンズの1980年代の代表曲ともいえる「スタート・ミー・アップ」(Start Me Up)を収録しています。この曲のプロモーションビデオは度肝を抜かれました。

•「スター・ミー・アップ」のプロモーションビデオです。

サックスではソニー・ロリンズが参加しており、「友を待つ」(Waiting on a Friend)は素晴らしい仕上がりになっています。

「ア・ビガー・バン」(A Bigger Bang) 2005年

8年ぶりのオリジナル・アルバムです。ここまで年齢を重ねて衰えるどころか若々しい名盤を出してくるところが凄いです。

「スローで行こう」(Let Me Down Slow)「レイン・フォール・ダウン」(Rain Fall Down)「ビゲスト・ミステイク」(Biggest Mistake)「Oh No、ノット・ユー・アゲイン」(Oh No,Not You Again)など好きな曲の多いアルバムです。

自分としては初めてリアルタイムで聴いたローリング・ストーンズのアルバムで、このアルバムのツアーでの東京ドーム来日公演を見たということで思い入れの深いアルバムです。

「ブルー&ロンサム」(Blue & Lonesome) 2016年

これはリトル・ウォルターハウリン・ウルフなどのブルースをカヴァーしたアルバムです。

これぞローリング・ストーンズといえるさすがの演奏を聴かせてくれます。エリック・クラプトンが2曲ギターで参加しています。

紹介したものは間違いのないものばかりですので、まだ聴いたことが無いという方は是非とも聴いてもらいたいと思います。

ハックニー・ダイアモンズ(Hackney Diamonds) 2023年

ア・ビガー・バン以来、18年ぶりのオリジナルアルバムです。

ミック・ジャガーのボーカルは80才とは思ないほど若々しく、曲もローリング・ストーンズらしいものが並んでいます。

これを聴いていると年をとったからどうだとかいうことは言えなくなります。

2021年に亡くなってしまったドラムのチャーリー・ワッツのかわりにスティーブ・ジョーダンがドラムを務めていますが、メス・イット・アップ(Mess It Up)とリヴ・バイ・ザ・ソード(Live By The Sword)、日本盤だけのボーナストラックとして収録されているリヴィング・イン・ア・ゴーストタウン(Living In A Ghost Town)ではチャーリー・ワッツのドラムを聴くことができます。

シングルとして発表されたアングリー(Angry)が1曲目なのですが、そこからもう最高です。

ゲット・クロース(Get Close)とリヴ・バイ・ザ・ソード(Live By The Sword)にはエルトン・ジョン、バイト・マイ・ヘッド・オフ(Bite My Head Off)にはポール・マッカートニー、スウィート・サウンズ・オブ・ヘブン(Sweet Sounds Of Heaven)にはスティーヴィー・ワンダーとレディー・ガガが参加しています。

テル・ミー・ストレイト(Tell Me Straight)ではキース・リチャーズがボーカルを務めています。

バンド名の由来になったマディ・ウォーターズのローリング・ストーン・ブルース(Rolling Stone Blues)をオリジナルメンバーであるミック・ジャガーとキース・リチャーズで演奏してるのも非常に感慨深いものがあります。

ローリングストーンズ 最高のライブバンドの姿を味わうことのできるライブ盤を紹介

現役を貫くザ・ローリング・ストーンズ。そして今なおツアーを回りライヴを見せてくれるローリング・ストーンズは最高のライブバンドだと思っています。

そんなローリング・ストーンズのライブを納めたアルバムを紹介していきたいと思います。

「ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット!」(Got Live If You Want It!) 1966年

1966年のツアーを収録した初期のローリング・ストーンズのライブを聴く事のできるアルバムです。

演奏の勢いが凄まじく、リズムが裏返ってしまいそうな時があるほどです。

選曲も良く、初期の代表曲が多数収録されています。「サティスファクション」(“I Can’t Get No”Satisfaction)を始めとして、「レディ・ジェーン」(Lady Jane)「ラスト・タイム」(The Last Time)やライヴレパートリーとして重要なカヴァー曲の「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」(Time is On My Side)、オーティス・レディングの「恋をしすぎた」(I’ve Been Loving You Too Long)なども収録されています。この曲はスタジオレコーディングに観客の声を被せてあるそうです。

「ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!」(‘Get Yer Ya-Ya’s Out!) 1970年

ミック・テイラー加入後の1969年のツアーを収録したアルバムです。

「ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット!」と比べると演奏はのろいぐらいです。時期としては「ベガーズ・バンケット」「レット・イット・ブリード」の頃なのでそれらのアルバムに収録されている曲が演奏されています。

とにかく「悪魔を憐れむ歌」(Sympathy For The Devil)が素晴らしく、この1曲だけでこのアルバムを名盤に押し上げている気がするほどです。

その他にも「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」(Jumpin’ Jack Flash)「むなしき愛」(Love In Vain)「ミッドナイト・ランブラー」(Midnight Rambler)「ホンキー・トンク・ウィメン」(Honky Tonk Women)「ストリート・ファイティング・マン」(Street Fighting Man)など名曲が詰まっています。スピード感はありませんが重量感と時代の空気を感じさせる素晴らしいライブ盤です。

「ラヴ・ユー・ライヴ」(Love You Live) 1977年

ミック・テイラーが脱退し、ロン・ウッドが加入したばかりの1975、76、77年のツアーなどから厳選されたテイクを収録したアルバムです。

このアルバムは割とマイナーな曲やマディ・ウォーターズの「マニッシュ・ボーイ」(Mannish Boy)やボ・ディドリーの「クラッキン・アップ」(Crackin’ Up)などが収録されています。

もちろん「ブラウン・シュガー」(Brown Sugar)「ダイスをころがせ」(Tumbling Dice)「イッツ・オンリー・ロックン・ロール」(It’s Only Rock’n Roll “But I Like It”)などの代表曲も多数収録されています。「悪魔を憐れむ歌」などは「ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!」と比較してみるのもいいと思います。

自分は非常に好きなライブ盤です。

「スティル・ライフ」(Still Life American Concert 1981) 1982年

1981年のアメリカツアーを収録したアルバムです。

「アンダー・マイ・サム」(Under My Thumb)「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」「サティスファクション」「ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット!」と同じような曲順に収録されているので聴き比べてみるのもいいかもしれません。

ロックン・ロールに比重をおいていた時期のようで、エディ・コクランの「トゥエンティ・フライト・ロック」(Twenty Flight Rock)が演奏されています。

「Stripped」 1995年

1995年のライヴやセッションから録音されたアコースティック・テイストのアルバムです。

選曲が非常に良く、「スリッピング・アウェイ」(Slipping Away)などは最高です。

ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」(Like A Rolling Stone)などもカヴァーされています。

かなりおすすめのアルバムです。

ここまで紹介してきましたが、この他にもライヴアルバムやライヴ映像を収録したDVDが沢山発売されているので興味のある方は是非とも観てみてはいかがでしょうか。

余談ですが、2014年の来日公演を東京ドームに観に行った時、自分の後ろの席に三宅伸治がおり、その並びにパチンコライターの大崎一万発とヒロシ・ヤングがいた事は思い出のひとつです。

今後まだもう1回ぐらいは来日してライブを見せてくれることを期待したいと思います!

Youtubeの動画でローリング・ストーンズのギターフレーズを紹介していますので、ギターが好きな方は是非ご覧になってみて下さい!

CroBack Guitar CH
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