ニール・ヤングのアルバム ロキシー:トゥナイツ・ザ・ナイト(今宵その夜)・ライヴを紹介! 【ロック名盤】

さて、今回はニールヤングのライヴ・アルバム、ロキシー:トゥナイツ・ザ・ナイト(今宵その夜)・ライヴを紹介します!

ニール・ヤングのアーカイヴ・ライヴアルバム ROXY(ロキシー)

「Roxy Tonight’s The Night LIve」(ロキシー:トゥナイツ・ザ・ナイト(今宵その夜)・ライヴ)ニール・ヤング秘蔵のアーカイヴ音源を公式に発売したアルバムです。

このアルバムはアーカイヴ・シリーズと銘打たれてはおりませんが、内容からいってシリーズと同列に扱っていいものです。

•ニール・ヤングのアーカイヴ・シリーズの記事はコチラです。

ロキシー:トゥナイツ・ザ・ナイト(今宵その夜)・ライヴはタイトルの通り「今宵その夜」のライヴ盤という内容となっています。

•「今宵その夜」についてはコチラの記事でふれています。

録音されたのは1973年9月20日~22日、カルフォルニア州ウェスト・ハリウッドのロキシー・シアターのオープニング記念アクトとして行ったライヴで、その3回のライヴが編集されて収録されているようです。

このライヴの直前(1973年8月20日~9月12日)まで「今宵その夜」のレコーディングが行なわれていたということで、アルバムとかなり近い演奏となっています。

「今宵その夜」自体がライヴ・レコーディングされていたということも同じ感触を感じさせる要因であるでしょう。

メンバーも「今宵その夜」と同じで、クレイジー・ホースのメンバーであるビリー・タルボット(ベース)、ラルフ・モリーナ(ドラムス)、ニール・ヤングのメンバーとしておなじみのベン・キース(ペダル・スティールギターなど)、そしてニルス・ロフグレン(ピアノなど)という顔ぶれです。

このバンドはサンタモニカ・フライヤーズと名乗っています。

バンド名の由来は「今宵その夜」のレコーディングのあとホテルへ向かって車でいつもサンタモニカ・ブルーバードを走っていたということだとニール・ヤングは語っています。

このCDの音質は申し分無く、クリアかつ迫力ある音で当時のライヴを堪能することができます。

ロキシー:トゥナイツ・ザ・ナイト(今宵その夜)・ライヴ 収録曲

ロキシー:トゥナイツ・ザ・ナイト(今宵その夜)・ライヴの収録曲は以下の通りです。

1.Intro

2.「今宵その夜」(Tonight’s The Night)

3.Roll Out Barrel

4.「メロー・マイ・マインド」(Mellow My Mind)

5.「ワールド・オン・ア・ストリング」(World On A String)

6.Band Intro

7.「スピーキン・アウト」(Speakin’ Out)

8.Candy Bar Rap

9.「アルバカーキー」(Albuquerque)

10.Perry Como Rap

11.「ニュー・ママ」(New Mama)

12.David Geffen Rap

13.「ロール・アナザー・ナンバー”フォー・ザ・ロード”」(Roll Another Number “For The Road”)

14.Candy Bar 2 Rap

15.「タイアド・アイズ」(Tired Eyes)

16.「今宵その夜 パートⅡ」(Tonight’s The Night)

17.「ウォーク・オン」(Walk On)

18.Outro

「今宵その夜」に収録されている曲が大半を占めています。

その中でも特に「メロー・マイ・マインド」「スピーキン・アウト」「アルバカーキー」「タイアド・アイズ」は注目です。

この曲たちは他のライヴ音源ではあまり聴くことのできない名曲です。

ドラッグが原因でダニー・ウィッテンやブルース・ベリーなどといった仲間を亡くしてしまった悲痛な感情を考えながら聴くとなんとも胸に迫るものがある曲たちです。

この頃のロックスターたちとドラッグは非常に密接な関係にあり、ニール・ヤング自身もラスト・ワルツのステージで鼻の下に白い粉が付いていて、映画ではそれを後処理で消したという逸話があります。

•ラスト・ワルツの記事はコチラです。

そして「渚にて」に収録されている「ウォーク・オン」が最後に収録されているのですが「今宵その夜」の先を示しているようで、なかなか素晴らしい曲順だと感じました。

「今宵その夜」というアルバムが好きな方はもちろん、まだ聴いた事のない方にもおすすめしたいアルバムです!

•その他のロック名盤紹介の記事はコチラです。

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