さて、今回は2021年2月12日に行われた、プロレスリングノア 日本武道館大会についての記事になります!
この記事は、2月12日の日本武道館大会の注目カードの結果や感想といった内容となっています。
プロレスリングノア 11年ぶりの日本武道館大会
11年ぶりとなったプロレスリングノアの日本武道館大会。
プロレスリングノアの聖地ともいえる日本武道館で試合が行われることは、旗揚げの頃から見ている自分にとっては感慨深いものがあります。
コロナウイルス感染拡大という中であったので、自分は会場に行くことは見送ってAbema TVで視聴することにしました。
この大会はAbema TVのPPV(ペイパービュー)で1560円で販売され、全試合観ることができる事ができるシステムとなっていました。
コロナ対策で会場に観客を多く入れることができないので、こういったシステムを採用するのは納得できます。
PPVでは天龍源一郎、田上明、金沢克彦がゲスト解説を務めていました。
Abema TVの格闘チャンネルでも生中継され、第5試合から無料で観ることができました。こちらのゲスト解説は山田邦子、小橋建太で、メインイベントでは秋山準が参加しました。
それにしても日テレジータスではすっかり中継しなくなってしまいましたね。
注目の試合の結果と感想
第5試合ではGHCジュニアタッグ選手権、小川良成、HAYATAvs鈴木鼓太郎、日高郁人が行われました。
久しぶりの武道館であっても小川はいつも通りといった感じで、基本的でありながらも高度なテクニックを用いた攻防を鈴木鼓太郎と繰り広げます。この2人が武道館のリングに立つと2000年代のプロレスリングノアを思い起こさせます。
最後は小川らしいヘッドシザースホールドで鈴木鼓太郎を丸め込んで3カウントを奪って3度目の防衛に成功しました。
第6試合のGHCジュニアヘビー選手権、原田大輔vs吉岡世紀はクラッシュドライバーで吉岡が3カウントを奪ってGHCジュニア初戴冠となりました。
予想以上にあっさりと決まってしまって、原田のいいところが驚くほど出ていなかった試合でした。
試合後には小峠篤司が挑戦をアピールしています。
第7試合は丸藤正道、秋山準vs清宮海斗、稲村愛輝のタッグマッチです。
今大会の中で大きな意味を持った試合であると自分は思っている試合です。
全日イズム、ノアイズムを体現する秋山準が生え抜きの若手である清宮、稲村と対戦するのは大きな意味があります。
簡単に引かない秋山に対して若い2人は果敢に向かっていきます。いいところも多かったですが、清宮はもう少しウェイトアップして体を分厚くしてもいいのかなと思いました。
最後は清宮が丸藤からタイガースープレックスで3カウントを奪っています。
試合後に秋山が清宮、稲村と話していましたが、内容が非常に気になります。
セミファイナルはGHCナショナル選手権、拳王vs船木誠勝です。
船木のグラウンドテクニックと打撃に拳王はペースを握られます。船木の前方回転の浴びせ蹴りは綺麗で強烈でした。
最後は上手くドラゴンスープレックスを決めて拳王が勝利して5度目の防衛に成功しましたが、船木の強さが印象に残る試合でした。
日本武道館を目指すと3年前から言い続けてきた拳王は目標を達成したわけですが、試合後のマイクでプロレスリングノアを業界ナンバーワンにするという新しい目標を宣言しました。
メインイベントはGHCヘビー選手権、潮崎豪vs武藤敬司です。
ノアのエースである潮崎にキャリア最後の挑戦となる武藤が挑みます。
肉体は衰えていますが、経験を生かして武藤は様々な引出しを開けていきます。久しぶりにローリングソバットも見せました。
豪腕ラリアットやムーンサルトプレス、形が崩れて危険な角度で落ちた雪崩式のエメラルドフロウジョンなど受けても武藤は2カウントで返し、驚異的な粘りを見せます。
武藤はエメラルドフロウジョン、そして奥の手であるフランケンシュタイナーを繰り出し、潮崎から3カウントを奪ってGHCを奪取することに成功しました。
自分としては意外な結果でしたが、試合後に清宮がリングに上がり、次なる展開が見えました。
全体的な感想としては、ノアはまだまだこんなもんじゃないだろうというのが率直な自分の意見です。
非常事態宣言下で観客も思うように入れないと事もあったと思いますし、この状況がおさまってきて万全な状況でまた武道館大会を開催してもらいたいです。
その時は必ず自分も日本武道館に足を運びたいと思っています!
・プロレスリングノアの大会を視聴する方法を紹介した記事はコチラです。
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