さて、今回は2018年6月11日に行われたFortune Dream 5(フォーチュンドリーム)、後楽園ホール大会の感想、試合結果についての記事になります!
自分はこの大会を日テレジータス(G+)で視聴しました。
小橋建太プロデュースのフォーチュンドリーム
Fortune Dreamは小橋建太がプロデュースする大会で、今回で5回目となります。
様々な団体から選手が参戦し、一夜限りの試合を見せてくれます。毎回恒例の小橋建太とゲストとのトークバトルも注目です。(今回のトークバトルの相手は蝶野正洋です)
平日の開催ではありましたが1400人の観衆を集めて上々の客入りでした。
Fortune Dream 5は全6試合が行われています。
鈴木鼓太郎 vs 菊田一美
現在フリーで全日本プロレスを主戦場としている鈴木鼓太郎と大日本プロレスの若手である菊田一美のシングルマッチです。
菊田は空手仕込みの突きや蹴りで攻め、得意技のフッシャーマンズスープレックスなども繰り出しましたがキャリアで勝る鈴木鼓太郎のペースを崩す事はできず、三沢光晴仕込みのエルボーなどで攻め込まれて最後はこちらも三沢の得意技である、そして鈴木鼓太郎特有のタイガードライバーで3カウントとなりました。
6月13日の三沢光晴の命日に付き人であった鈴木鼓太郎が花を添える形となりました。
スペシャルトークバトル 蝶野正洋 vs 小橋建太
スペシャルトークバトル、20分1本勝負は2人が対戦した2003年5月2日の新日本プロレス東京ドーム大会と同じく小橋建太はGHCヘビーのベルトを持って入場してきました。
このトークはかなり面白く、そのタイトルマッチの裏話、ハーフネルソンスープレックス6連発は蝶野のセコンドについていた天山広吉がタオルを投げ入れる仕草をみせたせいで小橋に火が点いてしまった、だから悪いのは天山だと小橋は語っていました。
そしてその時小橋は蝶野に「大丈夫ですか?」と確認しながらハーフネルソンスープレックスをかけていたという事実も蝶野から語られました。
小橋が付き人でついていたジャイアント馬場、蝶野が付き人で付いていたアントニオ猪木のエピソードも面白く、アントニオ猪木のコスチュームを橋本真也が勝手に着ていたというエピソードも披露され「橋本は人として最低」と蝶野が語っていて会場の笑いを誘っていました。
やはり四天王と三銃士のトークは面白く、当時を見ていた自分としては感慨深いものがあります。
紫雷イオ vs 里村明衣子 vs 松本浩代
スターダムを退団し、WWE参戦が噂される紫雷イオ。その対戦相手はセンダイガールズの里村明衣子、フリーの松本浩代との3WAYマッチです。
レフェリーは紫雷イオの姉である紫雷未央でした。
紫雷イオの動きも素晴らしいですが、里村の蹴りや松本のパワーなどすごいものがありました。
15分では決着がつかず時間切れとなりましたが、女子プロレスのレベルの高さを充分に感じる事のできる試合でした。
北原光騎デビュー30周年&引退記念試合 北原光騎、長井満也 vs 丸藤正道、スーパー・タイガー
北原光騎デビュー30周年&引退記念試合は全日本プロレス同期入門の小橋建太との関係からFortune Dreamの舞台で行われることとなりました。
北原の対戦相手はスーパータイガージム出身の丸藤正道(プロレスリングノア)、スーパータイガー(リアルジャパン)、タッグパートナーはスーパータイガージム時代の教え子である長井満也(ドラディション)です。
北原は鋭い蹴りやサブミッションで健在ぶりを見せます。そして不知火を見せて会場を驚かせます。
師匠である天龍源一郎のWARスペシャルなども見せましたが、最後は丸藤、スーパー・タイガーに攻め込まれてスーパー・タイガーのバズソーキックで3カウントを奪われました。
試合後のセレモニーでは初代タイガーマスク(佐山聡)も駆けつけました。
北原が主催するキャプチャー・インターナショナルのセコンド陣の中には全日本プロレスの野村直矢や青柳優馬の姿もありました。
自分は北原光輝の試合はそれほど観てきてはいませんが、この日の北原はWAR時代などの全盛期の顔つきだったように感じました。
潮崎豪、火野裕士、ゼウス vs 中嶋勝彦、齋藤彰俊、佐藤耕平
逆水平チョップを得意とする潮崎豪(プロレスリングノア)、火野裕士(フリー)、ゼウス(全日本プロレス)とキックを得意とする中嶋勝彦(プロレスリングノア)、齋藤彰俊(プロレスリングノア)、佐藤耕平(ZERO1)による6人タッグマッチです。
自分としては中嶋勝彦とゼウスのマッチアップに注目です。
期待通りにチョップと蹴りでやり合ってくれてこの2人でのシングルマッチが実現すればいい試合になりそうな予感がしました。
この2人以外のどの選手も強烈なチョップ、キックを見せてくれて見どころ満載でした。
結果は潮崎がゴーフラッシャーからショートレンジの豪腕ラリアットで齋藤彰俊から3カウントを奪っています。
試合後も中嶋とゼウスはやり合い、インタビューで中嶋は「あの筋肉バカの筋肉を壊したい」と語っていたので今後お互いの団体に乗り込んでの対戦に期待したいところです。
杉浦透、野村卓矢 vs 清宮海斗、吉田綾斗
メインイベントはそれぞれの団体の若手ホープによるタッグマッチです。
杉浦透はプロレスリングFREEDOMS、野村卓矢は大日本プロレス、清宮海斗はプロレスリングノア、吉田綾斗はKAIENTAI DOJOです。
自分は清宮以外の選手の試合をあまり観た事がありませんでしたが、どの選手もいいものを持っていました。
杉浦はキャリア9年ですが、ほかの3人はキャリア2年半あまりということで今後にかなり期待が持てます。
結果は意地を見せる杉浦からドロップキックからジャーマンスープレックス、そしてタイガースープレックスで清宮が3カウントを奪いました。
試合後のインタビューで杉浦はノアに乗り込んででも清宮への雪辱を果たしたいと語っていたので今後の展開が楽しみです。
この4人でカードを組み、それをメインイベントを持ってきた小橋建太の手腕は評価に値するのではないでしょうか。
今後もFortune Dreamには独自のカードを見せてもらってプロレス界を活性化させていってもらいたいと思います!
・フォーチュンドリーム6の記事はコチラです。
Fortune Dreamを放送している日テレジータス(G+)はスカパー!で視聴することができます!
コメント