さて、今回は2019年2月19日に行われた、ジャイアント馬場没20年追善興行「王者の魂」、両国国技館大会の試合結果、感想についての記事になります!
自分はこの大会をファイティングTVサムライで視聴しました。
- ジャイアント馬場没後20年のオールスター戦
- ジャイアント馬場メモリアルバトルロイヤル
- 本間朋晃、岡林裕二、野村直矢、成田蓮 vs 宮本和志、橋本友彦、橋本大地、野村卓矢
- 大仁田厚、ケンドー・カシン、鈴木秀樹、保坂秀樹 vs グレート小鹿、長井満也、石川修司、佐藤光留
- アブドーラ・ザ・ブッチャー引退セレモニー
- 渕正信、藤原喜明、青柳優馬 vs タイチ、金丸義信、TAKAみちのく
- SANADA、BUSHI vs ジェイク・リー、岩本煌史 vs 海野翔太、吉田綾斗
- 丸藤正道、新崎人生 vs 望月成晃、シュン・スカイウォーカー
- 秋山準、大森隆男、太陽ケア vs 小島聡、永田裕志、西村修
- ミル・マスカラス、ドス・カラス vs カズ・ハヤシ、NOSAWA論外
- 棚橋弘至、ヨシタツ vs 宮原健斗、関本大介
ジャイアント馬場没後20年のオールスター戦
1999年1月31日に没したジャイアント馬場。そのジャイアント馬場没20年追善興行が両国国技館で行われました。
全日本プロレス、新日本プロレス、大日本プロレス、プロレスリングノア、レッスルワンなどが参加してオールスター戦となりました。
ジャイアント馬場ゆかりのレスラーも多数来場しました。
そしてこの興行でジャイアント馬場と激闘を繰り広げたアブドーラ・ザ・ブッチャーの引退セレモニーも行われています。
そもそも全日本プロレス派の自分としては特別な思い入れのあるジャイアント馬場の追善興行ということなので第1試合から自分の感想を述べていきたいと思います。
オープニングゲストとしてジャイアント馬場の永遠のライバル、アントニオ猪木がテーマソング、イノキボンバイエで入場しました。
アントニオ猪木はリングには上がらずジャイアント馬場とのエピソードを語り、「1、2、3ダー」を見せて追善興行の開幕を告げました。
ジャイアント馬場メモリアルバトルロイヤル
キムドク、百田光雄、ジョー・ディートン、菊池毅、垣原賢人、井上雅央、MEN’Sテイオー、本田多聞、相島勇人、アブドーラ小林、TARU、土方隆司、ヤス・ウラノの全日本プロレスという団体とゆかりのある選手たちが出場したバトルロイヤルです。レフェリーはマイティ井上です。
ストーカー市川がサプライズ参加しましたが、何もできずに退場となっています。
最後に残ったのは全日本プロレス生え抜きの百田光雄と井上雅央で、百田光雄がサムソンクラッチで3カウントを奪っています。
本間朋晃、岡林裕二、野村直矢、成田蓮 vs 宮本和志、橋本友彦、橋本大地、野村卓矢
橋本大地は父親である橋本真也のテーマソングである爆勝宣言で入場です。橋本大地は少し体に締りが無いのが気になりました。父親譲りとも言えますが。
この若手中心の8人の中で誰が大きなアピールを見せるのかが注目でしたが、印象に残ったのは新日本プロレスの成田蓮と大日本プロレスの野村卓也でした。
結果は岡林裕二が野村卓也からアルゼンチンバックブリーカーでギブアップを奪っています。
大仁田厚、ケンドー・カシン、鈴木秀樹、保坂秀樹 vs グレート小鹿、長井満也、石川修司、佐藤光留
全日本プロレス新弟子第1号である大仁田厚が登場です。
かなり混沌とした試合内容でしたが、最後は鈴木秀樹が高さのあるダブルアームスープレックスで佐藤光留から3カウントを奪っています。
試合後に大仁田厚がジャイアント馬場さんを愛していると大仁田厚らしいマイクで締めています。
アブドーラ・ザ・ブッチャー引退セレモニー
アブドーラ・ザ・ブッチャーは車椅子に乗った状態でリングに上がりました。
徳光和夫など日本テレビのアナウンサー陣、マスカラス、ドスカラス、初代タイガーマスク、新間寿、秋山準、武藤敬司、坂口征二、スタン・ハンセン、ドリー・ファンクJrが来場。
ビデオレターでデストロイヤー、鈴木みのるからのメッセージが届いています。
渕正信、藤原喜明、青柳優馬 vs タイチ、金丸義信、TAKAみちのく
この試合では若い青柳優馬がタイチ、金丸義信に対してどれほどのものを見せる事ができるかに注目です。
タイチに向かっていく場面がありましたが、タイチの攻撃の重さという印象だけが残り、青柳優馬としては少し物足りなさがありました。
結果は奮闘する渕正信をタイチがスモールパッケージホールドで丸め込んでいます。
SANADA、BUSHI vs ジェイク・リー、岩本煌史 vs 海野翔太、吉田綾斗
この3WAYマッチではジェイク・リーと岩本煌史が新日本プロレス勢にどれだけのものを見せられるかに注目でしたが、SANADA、BUSHIのロスインゴベルナブレス・デ・ハポンの巧さに何もさせてもらえずに海野翔太がSANADAのラウンディングボディプレスで3カウントを奪われました。
やりなれた3WAYマッチということでロスインゴ勢に分がありましたが、ジェイク・リーはプロレスの技術という面ではまだ未熟であるという点が目立つ結果となってしまいました。
丸藤正道、新崎人生 vs 望月成晃、シュン・スカイウォーカー
ジャイアント馬場最後の弟子である丸藤正道がドラゴンゲートの望月成晃と久しぶりの対戦です。
それぞれの選手たちのいいところを見る事のできるいい試合でした。
結果は丸藤正道が望月成晃を久しぶりに見せた完璧首固めで丸め込んでいます。
秋山準、大森隆男、太陽ケア vs 小島聡、永田裕志、西村修
全日本プロレスでデビューした秋山準、大森隆男、太陽ケアが新日本プロレスデビューの小島聡、永田裕志、西村修と対戦です。
秋山組は秋山の昔のテーマソングで入場してきました。
この日、最も全日本プロレスvs新日本プロレスというものを感じる事のできるカードです。
意外にも秋山準と小島聡は初対決となります。
この試合もそれぞれの持ち味が良く出た好勝負となりました。
結果は秋山準がリストクラッチエクスプロイダーで西村修から3カウントを奪っています。
ミル・マスカラス、ドス・カラス vs カズ・ハヤシ、NOSAWA論外
レジェンド中のレジェンド、ミル・マスカラスとドス・カラスのマスカラス兄弟が登場です。
ドス・カラスのメキシカンストレッチ、ジャベは素晴らしいものがありました。
ミル・マスカラスの全身ヒョウ柄スタイルはなかなか衝撃的なものがありました。
最後はなんと76才のミル・マスカラスがトップロープからのフライングボディアタックを見せて3カウントを奪っています。
棚橋弘至、ヨシタツ vs 宮原健斗、関本大介
メインイベントは言ってしまうとジャイアント馬場とあまり関係の無い選手の顔ぶれですが、今後のプロレス界を占う意味を持った試合です。
現3冠王者である宮原健斗が棚橋弘至に対して何を見せる事ができるのかというところが最大の注目です。
個人的にはヨシタツではなくプロレスリングノアの清宮海斗が出場してもらいたかったというのが本音ではありますが…
棚橋弘至と関本大介の初対決も注目です。
宮原、棚橋、ヨシタツはスタイルやキャラクターが近いので、ひとりスタイルの違う関本が目立った印象がありましたが、どの選手も素晴らしいものがありました。
結果は宮原健斗がシャットダウン式のジャーマンスースレックスでヨシタツから3カウントを奪って勝利しましたが、敗れたヨシタツもいい動きを見せてくれました。
試合後は宮原と棚橋の決め台詞を合わせた「プロレスを最高に愛してます」という言葉で締めています。
正直言って宮原と棚橋が今後戦ってもそれほど生まれるものがあるとは思えませんが、機会があれば同じ舞台に立つことは期待していきたいと思います。
試合後のジャイアント馬場追善セレモニーではジョニー・エース、リッキー・スティムボード、リック・フレアーからのメッセージが届いています。
3月10日には日テレジータスでこの大会が放送されます。
日テレジータスはスカパー!で視聴することができます!
コメント