さて、今回はエレキギターの弦の種類や太さなどの紹介、初心者におすすめの選び方についての記事になります!
この記事は、エレキギターの弦の種類の解説、おすすめの弦メーカーの紹介、初心者におすすめの選び方といった内容となっています。
エレキギターの弦の種類、太さにはどのようなものがあるのか
ひと口にエレキギターの弦と言っても様々な種類があります。まずはそれらを紹介していきたいと思います。
弦の素材
エレキギターの弦の素材は基本的にニッケルとステンレス(スチール)の2種類です。
ニッケルが一般的で、自分もニッケル製を使用しています。
ステンレス(スチール)製はニッケルに比べて固い素材で、錆びにくいという特徴をもっています。切れにくいという特徴ももっており、長持ちします。
サウンドはニッケルに比べてシャープなものとなります。弾き心地は固いようです。
自分は一度も使用したことはありませんが、余裕のある方は試してみるのもいいかもしれません。
ニッケルに特殊なコーティングを施したものもあります。
コーティング弦は価格は高いですが、その分長持ちします。エリクサー(Elixir)というメーカーがコーティング弦では代表的です。
弦の太さ(ゲージ)
弦の太さ(ゲージ)にも様々な種類があります。
1弦が0.10、6弦が0.46という太さのライト(レギュラー)が基本的な太さと言えます。
それより細いスーパーライトは1弦が0.09、6弦が0.42で、さらに細いエクストラライトは1弦で0.08、6弦で0.38となっています。
ライトより太いミディアムが1弦で0.11、6弦で0.49、ヘヴィーゲージになると1弦で0.12、6弦で0.52といった太さとなります。
メーカーによって呼び方も太さも違ってきますが、おおよそ似たような太さとなっています。
1~3弦が細く、4~6弦が太いという組み合わせもあって選択肢は多くなっています。
1弦ごとにバラ売りもされているので、自分なりの組み合わせを作ることも可能です。
3弦の太さの数字の横にwと表記されているものがありますが、これはワウンド(巻き弦)ということなので、注意が必要です。一般的に3弦はワウンド(巻き弦)ではありません。
おすすめのエレキギター弦のメーカーを紹介
エレキギターの弦のメーカーは沢山ありますが、一般的でおすすめのメーカーを紹介したいと思います。
これらのメーカーはどこの楽器店でも取り扱っているので手に入れやすく、品質も確かです。
アーニーボール(ERNIE BALL)
本当にどこの楽器屋でも見かける超定番のエレキギター弦メーカーがアーニーボール(ERNIE BALL)です。
手頃な価格でありながら、品質は確かなので選んで間違いのないメーカーです。
アーニーボールの弦は1本ずつ紙のパッケージに入っているのですが、未開封で数年間放っておくと紙のパッケージが湿気を帯びて中の弦が錆びてしまうという現象が起きたことがありました。
このようなことはなかなか起きないと思いますが、未開封でしばらく放置するのは良くないということだけは頭に入れておいたほうが良いでしょう。
ダダリオ(D’Addario)
アーニーボールと双璧をなす定番メーカーがダダリオ(D’Addario)です。
ダダリオの弦はボールエンドの部分が色分けされているので、どこの弦であるのか判別しやすくなっています。
テレキャスターなどに張るとカラフルでちょっとしたアクセントにもなります。
自分はずっとダダリオの弦を愛用していて、テレキャスターに少し太めの1弦が0.11、6弦が0.49のEXL115を張っていました。
このテレキャスターを下取りに出してフェンダーカスタムショップのノーキャスターを購入しましたが、このギターにはさらに太くて上位シリーズであるNYXL1152を張っています。1弦が0.11、6弦が0.52です。
ノーキャスターはUシェイプと呼ばれる太いネックなので太い弦を張ってみることにしました。
いいギターなので上位シリーズのNYXLを選んでみました。NYXLは長持ち、チューニングの安定などが向上しているそうですが、自分にはそこまでの違いは判別できませんでした。
ただ、気持ちよく弾けているので今後もこの弦を張っていくつもりです。
このテレキャスターで弦交換した記事とノーキャスターを紹介した記事はコチラです。
エリクサー(Elixir)
コーティング弦として代表的なのがエリクサー(Elixir)です。
価格は高いですが、高い分以上に長持ちするようです。
複数ギターを持っているのであれば張り替える手間が少なくなるのでかなり効果的な弦であるようです。
エレキギターの初心者はどのような弦を選べばいいのか
エレキギターを始めたばかりの初心者はこの数ある弦の中からどのような弦を選べばいいのかというと、単純にレギュラーゲージである1弦が0.10、6弦が0.46のアーニーボールかダダリオの弦を張ればいいと思います。
これを弾いてみて押さえたりチョーキングがキツイというのであれば1段階細くしてみればいいと思うのですが、どっちみち始めたばかりだとうまく押さえられないものですから安易に細くしなくてもいいと考えています。
上達してきて音のパンチが足りないと思えば弦を太くするのもいいと思います。
最初はコーティング弦や上位シリーズの弦は必要なく、弦を切ってしまうことを恐れず思いきり弾けばいいのではないでしょうか。
ただ知識として、レスポールはミディアムスケール、フェンダーのムスタングはショートスケールでネックが短く、その分弦のテンションが弱くなるということと、太い弦はテンションが強くなってネックの反りが起こりやすくなるという事は頭に入れておくべきでしょう。
自分に合った弦というのはそんなに簡単に見つかるものではなく、弾き込んで色々な弦を張り、試行錯誤を繰り返してたどり着けるものだと思っています。
この記事がエレキギター弦選びの参考になれば幸いです!
・様々なギターの弦交換の記事はコチラです。
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